ストックの持続可能性を確保するためには

(1)地域の実態に即して課題を把握し、その対応を考えること

だれが、ストックの持続可能性を確保しなければならないのでしょうか。

地域に応じたマネジメントが必要
「地域によって違うよね」「地域でできることは地域でやろう」

でも、小さい自治体ほど人材や情報に欠けています。

補完性の原理補完性の原理
基礎的な行政単位で処理できる事柄はその行政単位に任せ、そうでない事柄に限って、より広域的な行政単位が処理することとすべきという考え方

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(2)前の世代から後の世代に受け継いでいく意識が広がること

「将来世代は今の世代になにもしてくれないのでは?」「今、やりたいことをやればいいのでは?」

そもそもなぜ社会を持続させなければならないのでしょうか?

将来世代も大切なコミュニティの一員
「過去から引き継がれたものを繋げていこう」「今の世代で資源を使い切ってはいけないね」

補完性の原理通時的コミュニティ感覚
過去から現在を通って将来に続く“コミュニティ”があるという意識

「個人の福祉は、過去から未来にかけて広がるコミュニティにも結びつけるものである」ケネス・ボールディング「来るべき宇宙線地球号の経済学」

この意識を培うためには、過去の世代の思いを把握し、将来を担う世代に伝えていくための仕掛けが必要です。

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